うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

東京出張

▼今日は日帰りの東京出張である。品川の青物横町での会議の前に少しあたりを散歩して写真を数枚撮る。駅の近く、旧東海道沿いの交差点角に、古びた病院があって、ここはとても気になっていた。今日は写真が撮れたので満足。
 会議が終わって少し時間があったので、東京駅で一旦降りて八重洲地下街の[八重洲古書館]へ。ここは東京へ来たとき時々のぞくのだ。面白そうな写真集を一つ見つけたが、他も見ようと回っているうちに買うのを忘れてしまう。
 そのまま地上へ上がって[八重洲ブックセンター]へ。武田百合子著『ことばの食卓』ちくま文庫六二一円+税を購入。この武田百合子という人は、ボクの好きな写真家・武田花の母。戦後を代表する作家・武田泰淳の妻だった人である。すでに泰淳、百合子の二人ともこの世の人ではない。百合子という人の文章はとてもおもしろい。以前、写真目当てで、武田百合子著・武田花写真『遊覧日記』ちくま文庫淀屋橋の本屋で見つけて買って読んだらすこぶるおもしろかった。で、他にも読みたかったのだ。期待を違わずおもしろかった。とても余裕のある自然な文章、ユニークな視点。自分の身内から思い出話をぽつりぽつりと聞いているような面白さなのだ。