うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

恐い夢〜楽しいカメラ#2

▼ピントは目測。80センチ〜1.5メートル、3メートル〜∞。プログラムAEなので絞りとシャッタースピードがオートだ。レンズはMINITAR 1という名の32mmの1:2.8。
 写りが変ということで面白がられて紹介されることが多いのだが、使ってみてわかった。このカメラに変な癖があるから変な写りになるのではなく、使う人の使い方によるのだと。確かにレンズはチープなので周辺の光量落ちが起きる。つまり写真の四隅が暗くなるというやつだ。知人はそれを称して、
「思いでを覗いているような」
 と言う。あとはシャッタースピードがオートで二秒まで落ちるので、シャッターが開いている間にカメラが動いたり被写体が動いたりすることで、不思議な写真が撮れてしまうことがある。
 そして手軽さ。これで他のカメラではモノにできない決定的瞬間を切り取ることができるのだと思う。日本ではなんでもかんでも電動全自動になっり、この手の一部マニュアル操作を残したようなコンパクトカメラは姿を消してしまって久しい。だけど、ほんとはこの程度までの機能で充分なのだよなぁ。
 しかし、このカメラ、塗料の関係からかとても不思議な臭いがする。ボクの人生の中でかいだことのない臭いだ。はっきり言って臭い。少し手に移る気がする。しかしロシアにはもっと臭いカメラも存在するという話がある。
 今日は夜、ヒヨコの母からのたのまれもの年賀状をiMacでプリントする。母が画を描いたのをスキャニングして印刷したのだ。