うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

また東京出張 その1

▼今日も東京出張。今日は泊まりにはせず、即日帰阪する。
 朝、新大阪駅で少し時間があったので構内の書店へ。『カメラが欲しい』尾辻克彦赤瀬川原平)著(新潮文庫/四三八円+税)を購入。この本にはクラシックのちょっと値打ちがある種類のカメラ以外の話が出てくるのだ。ボクが気にしていたカメラや実際持っているものなんかも名前が出ているのでとても楽しい。
 いつものように一階のコンビニで弁当と飲み物を。いつも買う鶏そぼろ弁当がなかったので今日は中華弁当。お茶はペットボトルの十六茶。しかしあとで、
(しまった!)
 と思った。このお茶、まずいのだ。飲んだ途端に口の中で広がる香りに、
(二日目の麦茶)
 のちょっと酸っぱくなったあの香りと味が混ざっていたのだ。数日前にもこのお茶を買って気づいていたはずだったのだが…。
 ふと目を窓外に向けると一面真っ白。そう雪が積もっているのだ。あとでわかったがこの雪で新幹線は一〇分〜四五分程度の遅れが出ていたらしい。だが名古屋に近づくと、全く何でもなかったかのようにからっとした風景になった。
 仕事を済ませると夕刻だったのでもう時間もほとんどなかったが、一応、〔八重洲古書館〕と〔八重洲ブックセンター〕にだけは寄る。
 買い逃していた朝日文庫の『建築探偵・奇想天外』藤森照信増田彰久著(八〇〇円+税)。これはヨメも好きなのでヨメへのみやげでもある。
 『麗しのマイ』(谷崎水紀・文写真/幻冬舎文庫/六四八円+税)。これは前々から気になっていたフォトエッセイである。ただ、動物モノ、特に猫には弱いので買わないでおこうと思っていたのだ。マイという猫は最後は行方不明になってしまうのだ。死なないだけよかったが…。
 『必殺シリーズ完全殺し屋名鑑・荒野の果てに編』必殺党編(ザテレビジョン文庫/四七六円+税)。これはテレビ時代劇・必殺シリーズの前半に登場の闇の仕事師たちを善悪取り混ぜて解説している本である。後半の「月が笑ってらぁ編」は二、三日前に大阪で購入済み。やっぱりね、このシリーズ好きなんですよ。関東方面でウケる東映系の勧善懲悪時代劇とはひと味違う、アウトローな世界がいいのだ。テレビシリーズが終わって久しいが、映画もビデオオリジナルもちょこちょこ作られている様子。中村主水が死んだやつとか観ていないので観なくちゃなぁ。