▼夕方から出発して、神戸のクロモリット見物に行く。これは凄かった。とてもきれいでした。関東方面ではぜんぜん知られていないかもしれないけど、関西の人は是非行ってほしい。絶対わざわざ出かけて損なし。
どういうものかというと普段は色も何もついていない建物に、おとぎの国のような彩色を施してしまうというものなのだ。それも建物自体に電飾を仕掛けるとかではないのだ。
このクロモリットはフランスの光のアーティストパトリス・ワルネルが考案したもので、簡単に言うと、
・デジタルカメラで建物の写真を撮影
→コンピュータでその写真に彩色
→フィルムに出力→映写機で建物に投影
という方法。普段は色的には地味だけど建物の立体が美しい、神戸市立博物館、旧神戸居留地15番館、商船三井ビル、海岸ビルを極彩色に染めていた。おかしいのが建物の前に建っている該当とか信号機とかお巡りさんとかそういうものも映写なので建物に投影される色が付くところ。だから建物に溶け込んでまったくじゃまにならないのだ。
十時半消灯なのでけっこう余裕で見物できる。見物客も明石の花火事故があってから、むちゃくちゃな人手ではないようで、特に遅く行くとそこそこでちょうどいい感じ。特に最後まで粘ると外人のおっちゃんがひとつひとつ消していくのが見られる。
クロモリット観る前に、南京町で買い物と食事を。買い物は雑貨屋で京劇の顔メイクの図案をトランプにしたものと同じく道教の神様を描いたトランプ。これはヨメの研究用資料なのだ。
食事は、廣東料理〔雅苑酒家〕。カシューナッツとエビとセロリの炒め物、青梗菜と鶏肉のクリーム煮、牛肉とトマトと卵の炒め物、そして五色焼きそば。めちゃうまだった。量もたっぷりでちょっと五色焼きそば残ってしまう。そこでおっちゃんに持って帰りたいと言うと(ヨメに言ってもらいましたが)ちゃんと包んでくれる。香港式が通用した。これ下げてクロモリットに行ったのだ。