うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

花火と綿菓子#3

▼僕が〔ひらパー〕に到着したときには既にヒヨコと子供たちは中へ入っていた。もう閉園のアナウンスが流れている。その人の流れをかき分けて中に入る。三人は、綿菓子機があるゲーム機ばかりが置いてある建物に向かっているという。僕もそちらへ。すぐに追いついたが、ゲーム小屋はもう閉まっていた。あきらめるようにカラザを諭すが、寝グズが入っている彼女はもうわがままパワー炸裂なので、全く親の言うことなど聞く耳持たない。ずっとエヘンエヘンと鳴き声である。
 でも仕方なく出口に向かう。出口付近のSEGAのゲームセンターにはないだろうか?と近づいていくと、途中の売店の前にポップコーンマシンのような機械があった。ヒヨコがよく観察したらこれが全自動綿菓子のマシンだったのだ。我々が探していたのは昔ながらのお金を入れるとザラメ砂糖が降ってきて、機械が回りだし、蜘蛛の巣のような糸状態の砂糖の綿が噴出され、それを割り箸で自分で丸めとっていくというものだったが、全自動ならこれでいいではないか。ところがもう片づけ始めていたので、既にコンセントが抜かれており使えないのだった。
 ヒヨコは近くの売店のおじさんに声をかけて、どうか電源を入れてもらえないかと交渉をした。おじさんは機嫌がわるかったが渋々オーケーしてくれた。綿菓子をゲットしたカラザは上機嫌。売店に「ありがとう」と言いに行かせるとみんな笑顔で「また来てな〜」とか言ってくれる。よかったよかった。売店のおっちゃんに感謝。ヒヨコのマザーパワーに感謝。