うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

猫とさっちん

▼今日は久しぶりにLOMO LC-A halfを鞄に入れていく。
 今日は入院中の母の検査日なのでヒヨコは様子を見に行っている。
 仕事の移動途中で資料を探すついでに『猫/TOKYO WILD CATS』武田花中央公論社と『さっちん』荒木経惟/新潮社を購入。前から欲しかった二冊。『猫』は、欲しかったけど高いので躊躇していたもの。もうすぐボーナスだし、いいかと。花さんの猫のカレンダー二〇〇二年用が発売されているけど、カレンダーだと吊すところがないし、保存もたいへんなので、この写真集を買うことに決めたのだ。猫はいい。犬も好きだけど、僕は猫の気ままなところが好きだ。
 『さっちん』はアラーキーが自分で原点と言っている写真集で、以前図書館で借りてとても欲しかったのだ。アラーキーが大学時代に小汚い団地に住んでいる腕白な少年さっちんとその仲間たちを一緒になって遊びながら撮った写真。エロは入ってないけど人間を生き生きと撮る眼は同じだなぁ。
 帰宅途中いつもの墓場で、猫数匹と会う。このごろこのあたりの猫勢力図がどうもいろいろと変わってきた。というのも古い府営住宅を取り壊してしばらく空き地になっていたところで、本格的に工事が始まり、そのあたりを縄張りにしていた猫どもが墓場の方に進出(侵略)してきているのだ。
 僕の“ともだち”であるトラジマも押され気味で道を渡って別の空き地の方にいることが多い。今日も声をかけたら返事だけして草むらに入っていった。墓場で顔のデカい雄猫がいた。白黒にキジ猫が入ったダンダラ模様のやつだ。声をかけると、
「ふぁ〜ぉ」
 と返事をしたので、ちょっと指を差し出してみる。慣れた猫ならここで臭いをまず嗅ぎにくるはずである。ところがこいつは右手で、ヤッと爪を立てて攻撃してきた。まあ猫が手で爪をたてて攻撃してくるときは、本当の攻撃ではなくちょっかいを出しているという軽いものだが、そのあといきり立って、
「フゥーッ」
 と息をならしていたのはちょっと怒っていたのか。今このあたりの猫はサカリの時期になっているので興奮気味なのだろう。雌をとられるとでも思ったか。
 帰宅して、子供の宿題をみたり、一緒に風呂に入ったりしていたら、ヒヨコが帰ってきた。