うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

裏声で歌へ我願意

▼今日の通勤カメラはXA-2。コートのポケットに入れて歩くが朝は何も撮らなかった。
 昨日ほどではないが、今日はやはりちょっと寒かった。
 今日は『ふえるシグマリオンONE』の掲示板に懐かしい人が来てくれた。D子さんだ。僕がニフティパソコン通信を始めたころ、富士通OASYSユーザフォーラムでお世話になった人だ。僕はフォーラムの会議室でも居心地がいいとマシンガン式に書き込みをしてしまう。そんなときにテンポよくレスをつけてくれた。あのときはみんなノリがよくて楽しかったなぁ。
 写真の方のページに時々来てくれるYさんは田舎暮らしをしながら、日本各地をカブで回っておでんの研究をしたり、海外にまで大道芸人の取材をしたりするルポライター&カメラマンの人だが、このYさんも同じニフティのフォーラムでの仲間である。
 今日は通勤読書は藤沢周平の『蝉しぐれ』いよいよ佳境。物語は陰謀うずまくところにさしかかってきた。主人公は危機を脱しきれるのか! 帰りの電車で一気に読み終えた。とても切なくなった。最後はやや救われたが…。あのけなげな少女が迎えた運命。そして主人公の人生。どうしても逆らうことはできなかったのだなぁ。切ないなぁ。今夜はだめだなぁ。小説を読んで少し涙ぐんでしまったのは久しぶりであった。
 家に帰るとカラザが段ボールをうまく切り抜いてビー玉で遊ぶ迷路ゲームを作っていた。これはちょっとおもしろかったので、僕もしばし真剣に遊んでしまう。タマゴは久しぶりに絵を描いていた。ハムスターの家のようだ。何階建てにもなったビルで部屋の中の様子が楽しく描かれていた。
 ヒヨコは体調が悪くなったときのことを考えて調子のまあまあの本日平熱を計ろうとしたら、三七度六分とちょっと熱が出ていた。風邪を引いたのだろうか。
 晩御飯の前から王菲のCDをかける。最初の来日の時のベスト盤だ。[♪我願意]をカウンターテナー(ただの裏声とも言う)で一緒に歌う。切ない気持ちがもっと切なくなってしまった。