うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

カメラと再会とごまたまご#2

▼展示でひとつだけ間違いを発見。シャッターを中心に展示してあるところでコパルの#000番シャッターとしてオリンパスペンのシャッターがあった。展示は五枚羽根のコンパーシャッターだが、それを装備しているカメラとして置かれているのが、元祖ペンであった。これはペンSのシャッターである。ペンのシャッターはバリオタイプの二枚羽根だ。
 この博物館はたくさんのカメラがいっぺんに見られて楽しい。数台は直に触ることもできる。でもひとつ残念なことは、こんなにたくさんのカメラがあるのに、ここのカメラたちはもう多分ずっとフィルムを通してもらうことはないのだ。写真を撮るという本来の働きをすることはないのだ。ディズニーのCGアニメ『トイストーリー2』でカーボーイ人形のウッディが、博物館に売られてしまいそうになったとき、本人もその気になりかけたけど、結局やっぱり玩具は子供に遊んでもらうことが本望だと感じる…というエピソードがあったがそれをふと思い出した。僕の持っているオリンパスペンやライカはもう今ではクラシックカメラと呼ばれるものだ。だが僕はまだそれを現役で使っている。これでいいのだ。そして大事にこれからも使ってやろうと心新たに決心するのであった。
 博物館を出ると、宝島社のすぐ前の工事現場の囲いの前で、何か雑誌の写真かなんかの撮影をしていた。モデルとカメラマン、助手が二、三人で。Che-ez! spyzでその現場を隠し撮りしてみた。撮れているかな? 少しその回りをぶらぶらと歩いてみる。そうしているうちにカメラ博物館には戻れるのだが、地下鉄の半蔵門駅がどこから上がってきたのかわからなくなってしまった。愛用の散歩地図「大きな字の地図で東京歩こう」人文社で見ると、確かに駅の真上に立っているのだが、下り口がわからない。ようく探すと、ダイヤモンドホテルのところの地下鉄マークが植木が茂って隠れていたのだ。しかしここから上がった記憶がスコ〜ンと抜けている自分にも驚く。
 さあ、仕事の打ち合わせだ。急いで浜松町に向かう。