▼いつもより三〇分早く起床。やはりColorClassicIIのことが気になっているのか。
ColorClassicIIはコンパクト型の最後のMacだ。なぜこれが最後になったかというと、CD-ROMドライブを内蔵していないからである。時代はソフトの供給をフロッピーディスクからCD-ROMに移行してしまった。
僕はColorClassicII用にはLogitecの2XのCD-ROMドライブを繋いでいた。Apple純正ではないCD-ROMドライブからはシステムはそのままでは立ち上がらない。緊急時にサードパーティ製CD-ROMドライブからシステムを立ち上げるようにするには、それ用の緊急起動用フロッピーを作っておく必要がある。これは以前作成したものがあったので、それを使って立ち上げようとした。しかし、うんともすんとも言わない。考えあぐねてしまった。
緊急起動用フロッピーを再度作り直さねばならないと思い、どうせ作るならもっと早いCD-ROMドライブのものを作ろうと考えた。PowerBook2400c/180用のPIONEER PCP-PR2がわが家にある。とりあえずこれをColorClassicIIに繋ぐ。そして一旦ColorClassicIIをシステム終了させようとした。が、メニューを指示し間違えて、再起動になってしまった。するとどうだろう。純正のCD-ROMドライブではないのに、なんとシステムのCD-ROMから勝手に立ち上がってしまった。これなら手間はいらない。助かった。というわけで、一気に漢字Talk7.5.3をインストールしてしまう。しかし、まあ出勤前にはここまでの作業がギリギリいっぱいだった。
会社の帰りに忘れていた『アサヒカメラ』12月号を購入。まあ、カメラ雑誌は特有のついていけない世界があり、そろそろ買うのを辞めてもいいとは思っているのだが、今月の「木村伊兵衛のこの一枚」のために買ってしまった。二枚写真は掲載されているがそのうちの一枚「秋田おばこ」という傘を被った秋田の少女の写真がある。これが僕が前から何度も色々なところにも書いている、木村伊兵衛の写真の中で一番好きな写真なのである。僕はこの写真に恋をしたと言っても過言ではない。農作業姿だが着物がきれいだし、化粧もしているので、写真用に装っているのかもしれないし、お祭りの時の写真家もしれない。でもどうしてもこの写真が好きなのだ。
夜はiBookでメールチェックと掲示板巡回をした程度でColorClassicIIを触るのはお休みした。朝の作業で安心したからである。
