うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

iBook復活#1

▼昨日の日記のタイトルは、大橋純子の歌にひっかけてあるのである。わかったかな?
 今日は年休を取る。子供たちを送り出した後、電車に乗って出かける。今日はヒヨコに借りた『いつも時間がないA君と、片づけられないBさんへ』というタイムマネジメントの本を読みながら。この本によると僕はどうも、複数の仕事を同時進行させ、飽きたら次々に乗り換えていって全部を進めていく「ホッパータイプ」と企画を考えるのは好きだけど後の実行ができない「アバウトタイプ」の混ざったタイプらしい。7:3ぐらいの混合比か。
 日本橋へ。[クイックガレージ日本橋]にiBook(Dual USB)/500を持っていく。コンボドライブのハード的な故障なので交換すれば治るということでそのまま修理を依頼する。2時間ぐらいでできるということなので、預けておいて、歩いて[フェスティバルゲート]へ。
 [シネフェスタ1]で張國榮レスリー・チャン)の遺作となった『カルマ/異度空間 INNER SENSES』を観た。この映画、内容がサイコホラー仕立てのため張國榮の自殺に結びつけられて報道されていた。そのあたりも気になっていた。観ての感想だが、これは張國榮の自殺とは直接関係ないと思う。内面を病んでいて、どんどん消耗していく張國榮が描かれているのだが、最後には張國榮は救われる(ハッキリ書きたいがネタばれになるので)。そして張國榮は余裕で演技をしているのがよくわかった。役と自分を一体化するタイプの役作りをすると言われるが、だったらむしろ映画が完成した後となっては、張國榮はクリアになっていたはず。マスコミが面白がっているだけに過ぎない。この映画が原因だと言われても全く説得力はない。
 映画自体は上質な仕上がりで、とても面白かった。最近の『リング』等のホラーの手法を借りた完全なラブストーリーである。怖さも適度でスプラッターもなく、そういうのが嫌いな人でも大丈夫。相手役の林嘉欣(カリーナ・ラム)はけっこういいな。誰かに似ていると思ったが、そっくりではないが、雰囲気は宇多田ヒカルに似ているかな。かわいくて感情移入もできる。自然な演技もいい。つまり女の弱さを全面に出したようなキャラではない。そこが僕好み。李子雄(レイ・チーホン)が友人の医師役で出てくるがいい感じ。彼の奥さん役はどっかで見たことあると思ったら『恋する惑星重慶森林』で梁朝偉トニー・レオン)の彼女役だった人。