うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

京橋画廊へ#2

▼そう、前から聞いて知っていたのに、
「プリントはプロラボに出しているんですか?」
なんて間抜けな質問をしてしまった。それぐらい綺麗だった。全てエプソンのプリンタで出力されたとのこと。ただしPIGUさんはデジタル暗室の技術はお持ちなので僕が同じプリンタを持っていてももああは綺麗にプリントはできなかっただろうなぁ。
 PIGUさんの写真は綺麗で、物語性があって、どこかにユーモアもあって、眉間にしわ寄せて撮っているのではなく、ほんの少し余裕の笑顔が裏側にある。だから見ていて気分がいいのだなぁ。そしてちゃんと考えられている構図が心地よい。 手作りレンズの、プロからみたら欠点になってしまうところを演出に使ってしまう技量は素晴らしい。モチーフが奇をてらっていない身近な花たちだったり、近所の池で子どものころに見かけたミジンコだったりする。それがとても綺麗。しかもイキッてない。独りよがりではない。見る人のことを考えてある。僕なんかほんと写真についてなんにも考えていない。しかしPIGUさんは真剣に考えている。いろいろ話を聞いているうちにそれがひしひしと伝わってきた。僕はちょっと反省しなくてはいけないな。
 PIGUさんはたぶんゼロから物を生み出すことができる人だ。僕にはそれができない。1を何倍にも見せることは多分できるのだが、それは、かけ算と同じで誰でもできること。ゼロは何倍してもゼロなのだから、それから生み出してしまえるのは、とても凄いことで、うらやましい才能だ。これが根本的に僕なんかと違う点だなぁ。くやしいけど、これは今回の写真展を見せてもらってとてもよくわかった。
 ほんとは全部欲しかったけど、何枚か特に好きな写真のポストカードを買う。
 画廊を閉める時間を過ぎてまで長居をしてしまった。でもほんとに体調が快復するほど僕にとって素敵な時間だったのだ。これはお世辞でもなんでもなく。 そして書いておかねばなるまい。奥様、とても素敵な方。やっぱり大阪の女性でなきゃな(笑)。
 晩ご飯はチキンステーキ。これまたおいしかったなぁ。だいたいカシワ肉が大好きなのでとてもうれしい。今日もたくさん作って食べ放題だ。
 夜、滞っているメールのリプライを。