うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

台風と散歩と#1

▼朝、起きてみると、台風はそれていないにもかかわらず、天気は快晴。子供たちは学校の例のやつに行くというので、ヒヨコと二人で散歩に出る。僕はLeica M6 classicに、もちろんJUPITER-8 50mm f2を付けている。フィルムは途中でISO100に変更。天気がいいし、100でも充分撮れそうだと思ったのだ。今日のフィルムはアグファ。正直に言うとダイソーの100円フィルムだけどね。ヒヨコは双眼鏡を下げていく。
 家から歩いて100メートルもしないところに水道局の配水設備がある。ここは前に住んでいたちびマンションからも近い。ここは縄文時代だか弥生時代だかの狼煙(のろし)台の跡で、この辺りの一番の高台である。ここから万博公園太陽の塔を見ようと思ったのだ。今のマンションのベランダからも見えなくてはいけないのだが、なぜか見えない。それで確実に過去に見たことがある場所に来てみたというわけである。ここだとすぐにわかった。肉眼でもすぐに太陽の塔の左手側真横からの姿が見えた。見えたといっても小さい小さいけど。どうもうちのベランダから見えないのはすぐ後ろの社宅の団地か、それとも最近建ったマンションのおかげでちょうど陰になっているからだということがハッキリした。
 そして古い村を通って淀川縁へ。河川敷公園を散歩してから[淀川資料館]へ。ここへ来るのはもう10年ぶりぐらいか。前に来たのは改装前で、ほんとについでにやっているという感じのところだった。受付にはしょぼくれたオヤジが一人いて、居眠りをしていた。僕らが入るとあわてて電気をつけてくれて、展示してある淀川の魚の標本は全て真っ白になっていて、でもこんだけ詰め込まんでもええやろ、というぐらい標本瓶に詰め込まれていた。あのときは平日の昼下がりに行ったからか、ほんとにオヤジは暇そうで、普段からほとんど尋ねてくる人はいないようだった。僕らが一通り見学を終えて出ようとすると、追いかけてきて、何かの記念品の残りの南部鉄の風鈴をくれた…というのは懐かしい思い出である。