うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

撮影初日#4

この付近は路上に駐車する余裕なく、荷物を下ろして、M宅さんが駐車場を探しに。その間にセッティング。ここでのロケは、パソコンスクールから出てくる主人公マツコである。このスクールもうちのサービスの一つ。これは社内向けではなく一般のひとも利用できるものの一つだ。夕景にするためフィルタを付ける。このフィルタは8ミリフィルムカメラの室内用好感度フィルムを屋外で日中使う時に使用するもの。薄いオレンジ色だ。これをデジカムに取り付けて夕方の色を出すというわけだ。当然フィルタ径はあわないので、ビニールテープで貼り付ける。これは撮影現場での得意技。なんでもテープで貼り付ける。そんなもんでみんな間に合ってしまうものだ。
 ちょうどお昼時で人通りクルマ通り激しく、何度かNGとなるが、このシーン無事終了。せっかくだから、ちょっとスクールを覗きに行く。ちょうど昼休みなので、中も見せてもらえた。ついでに中も撮影。シナリオにはないが、マツコが並んで勉強しているシーンも撮った。予想外の成果に満足。
 次に、社長の言う“世界一美味しいプリン”を売る店前でマツコが電話を掛けるシーンを撮る。何パターンか撮っておく。このシーンセリフはあるが、口パクだけで撮っておく。シナリオはこのシーンがメインで相手をする職場にいるビジオが声だけにしてあるが、ビジオメインか、カット割りの掛け合いでないと成立しないかも。
 これで本日の撮影は終了。スタッフはプリンを購入していた。店先でバーナーでブワワワワワワ〜とおねえちゃんが焼いてくれるのだ。ちょっと迫力だ。
 普段だと甘いものに目がないから我先に買うはずの僕だが、撮影が入っている時は、どこか頭のスイッチが切り替わっているらしく、買うということに思考が到達しなかった。しかし、撮影現場経験のない人たちの集まりであるこのスタッフたちが、実にテキパキとなんでもやってくれるのはとてもありがたい。僕は撮影に入ってしまうとそれだけに入り込んでしまうので、その他のことはまったく頼りにならない。優秀なスタッフがいると本当に仕事は確実に進むのだなぁ。