うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

撮影二日目で最終日#3

▼次に美人の先輩・森下と困っているビジオの絡みのシーン8後半。ここはわざとらしく長いセリフの多いところなので充分にリハーサルをする。それでもNGは出るが、そんなことは気にしない。森下先輩役のA村さんは、またスラリとした美人で、もしこのムービーが今後も続行して撮るということになれば、今後もシリーズを通して活躍することになるだろう。マツコとビジオの間にも一波乱あるかもしれない。
 そして15時過ぎ、マツコ役Y田さん到着。いよいよ、ビジオと初顔合わせで、このムービーでも冒頭のシーン3。マツコとビジオの関係を表現する大事なシーンだ。1シーン1カットで撮ってしまう。まず動きをぼくが実際にやってみて説明する。
 言葉で書くと、つぎのようになる。
 画面右から鞄を持ったビジオ入って席に座る。と同時に社内メールの束が届く。それをチラッと眺めて、ビジオ封筒の束を持って立つ。
 左からマツコ、まだオフの状態で「おはようございます」。で手に鞄とプレゼン資料の袋を持って左からマツコ、インして、ビジオ右にフレームアウトするギリギリでマツコを振り返って「おはよう。今から出張?」。
 ビジオ右にフレームアウトして、マツコ名刺が残り少ないことに気づき「あ、名刺が切れそう」立ったまま片手でビジオのノートパソコンを操作(これ出張前なので、自分のパソコンが立ち上がっていないという設定)名刺を発注し、その間にビジオ、紙カップのコーヒーを持って、マツコの後ろを通って右からフレームイン。
 左端まで。ターンしてやや中央に戻る。マツコ小さくバイバイの手で「じゃ行ってきます」。ビジオ同じく小さくバイバイの手「いってらっしゃい」。マツコ右にフレームアウト。
 ビジオ座る。
 これけっこう俳優をぐるぐる回していて、なんともはやわざとらしい動きのようだが、画面で見る限り、全くと言っていいほど違和感がないように写るのだ。そしてこの画面で俳優が右に左に動くので、正面から右から左から後ろ姿以外は全て写すことができて、観る人にこの二人を強く印象づけることができるのである。