うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

うかうかしていると#2

▼完全に出るまでに1時間ちょいかかったかなぁ。出てからも羽が伸びるまでこの場所だったし、飛べるようになるまでは時間が掛かるのだろう。出たてのころは手足もまだ自由には動かせないような感じ。このときが一番危険だと思う。しかし、ストロボバシバシたかれて、セミにしては逃げられないしとても迷惑だったと思う。
 観察中に上の娘タマゴに聞いた話。タマゴは以前アゲハチョウのサナギを助けたという。本来、木とかどこかの石とかにくっついていないといけないサナギが地面に転がっていた。このままではちゃんと羽化できないので、そこでタマゴは考えた。そうだ接着剤だ!と。接着剤で紙に貼り付け、その紙を教室の壁に押しピンで留めておいたと。みんなで観察ができるし一石二鳥。ちゃんと羽化したそうだ。
 我々がセミを観察しているとクロネコヤマトのお兄さんが、配達にマンションに入っていった。そして帰りに「何してはるんですか?」と訊くので、「セミが羽化しかけてるんです」と答えると「へえ〜、珍しいですね」と言って去っていった。…と思ったら舞い戻ってきた。携帯のカメラで僕と並んでセミの羽化シーンを撮っていた。日頃忙しい仕事の中でちょっとホッとする一瞬だったのだろうな。
 僕はデジカメで撮ってたけど、子供たちはスケッチブックを持ってきて観察記録を描いていた。けっこうスケッチうまいな。それにしても、羽化したては、とても綺麗な緑色の羽だ。
 今日はいい物を見たなぁ。