うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

第3日目/引きつづき種崎千松公園泊#2「事件」

▼僕は一人、先に上がったので、銭湯周辺をトコトコと散歩する。今日は昨日のよさこいの最終日に引き続きまだ祭があるようで、浴衣の女性が歩いているのをよく見かけた。
 一通り散歩を済ませてから[城下湯]へ戻るが、まだ三人は出てこない。女湯へ入っていくわけにもいかず、少しイライラする。イライラを抑えるためにケロケロ号に入ってエアコンを効かせておこうと思った時に三人がガヤガヤと出てきた。
 帰り道、弁当屋[太郎]で夕食用の弁当を買う。僕とヒヨコは鶏南蛮弁当。カラザはショウガ焼き肉弁当、タマゴはオムレツ弁当だったか。
 テントに戻って食事。
 食後、公園のトイレに行くと、床がやけに汚れている。泥汚れとか、糞尿をまき散らしたとかいうのではなく、明らかにハッキリと黒い汚れなのだ。よく見ると裸足の足跡のようだ。足の大きさから高校生以上だと思える。つまり大人と言えるレベルの男だろう。とりあえずオシッコをしてから、その足跡を追ってみると大の方に続いていた。
 オシッコをするところからは死角になっているので、中に誰か倒れているとか潜んでいるだったら怖いなとは思ったが、このときは探求心の方が勝った。大の方へ細心の注意を払いながら接近していく。
 幸い中には誰もいなかった。しかし、その大のスペースがやっぱり一番黒かった。足跡はよく見ると外へ向かって進んでいる(後ろ向きに歩いたのでなければだが)。単純に考えると誰かがこの大のところで、黒い液体をわざわざ足に塗ってから歩いて出て行ったようだ。液体は墨汁か何か水溶性のもののだと思われる。まだ完全に乾燥しきっていないのに臭気がなかったこと。履き物で触ってみるとすぐに流れたこと、べとつきがなかったことなどによる。詳しくは鑑識の結果待ちだがほぼ間違いないだろう(鑑識は来てないってば)。行為自体は単純なもので謎も何もない。