うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

第4日目/豪雨の中の撤収#2

▼とにかくバスタオルや衣服などどうにか挟み込んで時間を稼ぐが、それもすぐにボタボタになる。どこかで荷物を積み直して雨水の浸入を少なくしないと。だが都合のいい駐車できるスペースがない。田舎なので、土地が充分にあるから、買い物ゾーンなどの駐車スペースは全て青空駐車場。建物の地下とか駐車場棟とかって場合がないのである。さっきも全身ズプ濡れになったところだ。そんな状態では冷静に荷物の積み替えなどできるわけがない。
 どこか屋根付きのところはないか…。すると、ヒヨコが鋭く見つけた。お盆で休業中の[ホンダプリモ]のお店があったのである。入り口に鎖もしていない。ちょうど玄関口に屋根がある。通り過ぎたが戻って、そこに入っていった。
 お盆休業中だが、よく見ると店の中になにやら普通のおばさんが二人。どうも用心のために留守番の人がいるようだ。そこで事情を話し、この軒先を貸してもらうことに。ほんとに助かった。そしてホンダのクルマでよかった。でないとちょっと頼みにくかったかも知れない。荷物も積み替えて一息つく。今度は荷物をダンロップのテントのハーフフライシートでカバーすることにした。これでバンドやネットに水がかかる量を少なくしようという作戦である。お礼を言って、さあ出発。[ホンダプリモ安芸]さん、多謝。
 屋根の上の荷物を少なくし、とにかく運転に支障を来すので運転席側への漏水を少なくするように。子供たちの後部座席はまだ雨漏りが続く。一応、受けるゴミ袋などをガムテープで貼り付けたりしてしのぐ。しかし、ゴミ袋は貼り付けてあるワ、また屋根から下ろし室内に入れた荷物などがうずまいているワで、大変な様相を呈している車内。
 もう一度荷物を別の場所で直してまた走り続けた。雨脚はいっこうに弱まる気配がない。ラジオでは高知県東部に大雨注意報が出ているという。雨熄みそうにないな。
 十五時、二日目も立ち寄った[キラメッセ室戸]に寄る。食事をしたかったのと、ヒヨコが干し芋を買いたいと言ったからだ。この大雨にもかかわらず、たくさんの客が来ていて、二〇分ぐらい待たされた。案内された席は二日目に座ったのと同じ奥の窓際。今日は雨粒が海面を叩いているのがよく見える。よほど雨粒が大きいのだ。