▼やはり予想されたとおり、朝起きられたのは僕だけ。実写版『美少女戦士セーラームーン』をつけて、子どもたちは起こすことができたが、ヒヨコはダメ。待ち合わせ時間に遅れる。
先に僕とタマゴ、カラザで家を出るが、遅れてきたヒヨコも同じ準急に乗ったことが入電したライトメールでわかった。萱島駅で降りて、タマゴの親友のMちゃんと合流し、京橋経由で天王寺へ。
[大阪市立美術館]の「円山応挙展」へ向かう。途中の凶悪なカラオケ地帯は今日もド迫力。しかし、これってほんとうに迷惑だ。音の暴力は「珍走団」だけではない。老人のこのカラオケ地帯も同罪である。道路を勝手に占拠して商売するのはまだ許すとしても、そこで聞きたくもない大音響の演歌をあっちでもこっちでもぐちゃぐちゃにミックスして流している異様な光景は、即排除の対象となってしかるべきであると思う。
「円山応挙展」はすごい人で入場制限をしていた。小鳥や昆虫、カエル、小動物、孔雀、鶴、鯉などスケッチしているものは二〇〇年も前の人が描いたとは思えないほどリアルで新しかったのが感動。
注文で描いたと思われる人物が描かれたふすま絵などは型にはまった描き方だが、それでも線画で立体を付けたり布などの描写が劇画やイラストに通じるリアルさを持っている。
カラザは美術館の中で数回行方不明になる。そのたびに探さねばならず、疲労。
新世界を抜けて[フェスティバルゲート]へ。
お腹が空いたので[ベニスの裏街れすとらん]というイタリア料理の店で食事。この店入り口の高さが低くてドアを開けて頭を下げないと入れない。中にはいると半個室のように軽くカーテンで仕切ってある天井の低いブースになっている。いかにもヨーロッパの地下のバーのよう。いい感じだ。
僕はチキングリルセット。ヒヨコはグラタンセット、卵はピザ・マルガリータ、カラザはピザ・フンギ。Mちゃんはスパゲティ・カルボナーラ。満腹まんぷく。
ヒヨコはネットの知り合いのライブを観ていた。
僕とカラザはとにかく[フェスゲ]内を探検。ここに来るのは初めてではないが、前に来たときとどうも様子が違う。しかしこの[フェスゲ]の中に入っている店がかなり抜けていて寂しい限りだ。どうして、こんな状態になってしまったのだろう。いつまで持つかなぁ。