うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

ASIAN JAPANESE#1

▼今日はいつものミッフィーの弁当箱(四〇男が持つべきものかどうかは別として)とは違い、オサムグッズの弁当箱で弁当を作る。金曜にミッフィーのを会社に忘れてきたからだ。
 通勤読書は小林紀晴の『ASIAN JAPANESE』。この本、ずいぶん前に古本屋で入手していたもの。一度読んだような気もするが、ひょっとすると途中までだったかもしれない。でもそんなことは、どうでもいいことで、とにかく読みたくなったから持って出た。
 この本、普通は表紙カバーに隠れて見えないが、本に元々付いている表紙カバーを外すと、ほとんど黒に近いダークグレーの表紙に黒でタイトルが『ASIAN JAPANESE』と印刷されているだけの渋いもの。僕は本屋のカバーも表紙カバーも外して本を持ち歩くのが基本なので、これはかっこいいデザインでうれしかった。
 よく観察するとこの本を前に持っていた人もそれに気づいていたのか、表紙カバーを外して読んでいたようで、通常表紙カバーに守られて綺麗な状態のこの表紙の背の角の印刷がすれてダークグレーの色が取れたり、他にも細かい傷や汚れがあった。
 小林紀晴の人物写真は、記念写真の延長的写真で、これは椎名誠の人物写真にも言えることだが、実に写真の基本である。こういう写真が僕は嫌いではない。というのはこの手の写真は記録として撮られている場合が多く、普通の人が撮ると記念写真。写真家や作家が撮ると写真とキャプションで構成されるルポものになる。だから僕が常に写真を撮るときに意識している写真の撮り方そのものであるのだ。