うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

黒いもわもわのせいで破れかぶれ餃子

▼今日は自分というものに嫌気がさしている。とても嫌なヤツだと感じて落ち込んでしまった。山に籠もって3年8カ月ぐらい出てきたくない気分である。
 夕方からなんだか訳のわからないもわもわ感が僕を包んでいてイライラしていた。癇癪持ちというのだろうか。そして帰宅して、ヒヨコがどうも体調が良くないというので、僕もちょっと疲れていてしんどっかたのだけどそれが言い出せなくなってしまい余計にイライラした。今日の晩ご飯は餃子の食べ放題でヒヨコがしんどそうな顔をしているので僕が焼かねばならないなぁ、僕も今日は非常に肩凝りこりごりだしとかふつふつと思っていた。
 カラザが帰宅して、
「私が餃子焼くアルョ」
 という。
「焼き方知ってんの?」
 と聞くと、
「知らん」
 というので、僕はのそのそと立ち上がって、ヒヨコに一声掛けた。
「餃子、焼いたら、食べる?」
 ヒヨコはうなずいた。これで僕はちょっと気をよくした。張り合いが出た。餃子を平和に焼く気持ちになった。ところがである。僕は餃子の焼き方については一応の自信というものがあった。それが大失敗してしまったのだ。いつもと同じ焼き方をしたのに。フライパンにくっついて半数以上の餃子が破れかぶれになってしまった。黒焦げにならなかっただけまし。食べられないことはない。ただ見てくれがいかにも悪い。上手く焼いて、
「どうだ、とうちゃんの餃子はうまかろう?」
 と言いたかった。エバりたかった。でも全く面目丸つぶれとなってしまった。

 今朝はもう暑かった。会社に着いたらUSB扇風機にあたりっぱなし。職場は結局15時過ぎないと冷房が効いてこなかったのだった。

 ここのところ数週間、会社で眠くなることはなかったのだが、今日はなぜか朝から眠かった。もう、一目散に家に帰って布団に転がりたい、大きく深呼吸してから深い眠りにつきたいと切に願った。しかし、それはむりである。

 なんとか必死にまぶたをこじ開けて午前中がんばった。
 今日のお弁当は卵焼き、白身魚のフライ、唐揚げ、ミニトマト。基本的な内容である。特に感動はないが、そこそこおいしかった。

 とにかく眠い、暑い、くたびれたというわけで、定時になるとずがーんと会社を飛び出して帰路につく。そして、帰りの電車の中で、原因不明の黒いもわもわ感が僕を包んでしまったのだ。いや色は見えないが多分黒いはずだ。その黒いもわもわは僕の悪の気持ちをオモテに引きずり出してトゲトゲした嫌みニンゲンに僕を仕立て上げていったのである。ふりだしにもどる。

 カラザがシャワーから出てきて、アイスモナカを半分分けてくれた。ありがとう。

 今はイライラはない。自己嫌悪の気持ちがまだ少々残っている。でもそれもおっつけ落ち着くだろう。入眠剤を飲んで眠ってしまおう。