うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

『悪魔の手鞠唄』と『本陣殺人事件』

▼今日は春分の日ということで、ありがたいことに休日。クープに早く起こされて朝ご飯の用意をして、一旦また一眠りしたのだけど、6時ごろには起き、クープに朝ご飯を与えて、自分も錬り練りアイスカフェオレとフレンチトーストの朝食。そしていつもならまた布団へ帰るのだけど今日はそのまま起きることにしました。そうだ、こんなときには映画を観よう。ちょうど横溝正史マイブーム真っ只中の僕は『悪魔の手鞠唄』を観ることにしました。

 金田一耕助石坂浩二さん。そして磯川警部に若山富三郎さん。アクションが得意の若山さんがこの映画では全編おさえた演技が光っています。娘(永島暎子さん)が殺され放心する岸恵子さんの姿はそれまでの気丈に振る舞っていたのと打って変わって儚くそして美しいと思いました。当時四十代半ばですから、そうか今の僕より年下なんですね。そして今回、ヒロインというと仁科明子さん。素敵です。

 このシリーズのレギュラー、草笛光子さんは一癖ある役を。毎回いろいろとアイデアを自分でも提案して役を作っていたそうです。加藤武さんの立花警部。小林昭二さんは仁科明子さんのマネージャー役。三木のり平さんもちょこっと出てます。辻萬長さんは野津刑事。

 辰巳柳太郎さんはいかにも旧家の主という感じでした。決して嫌な人物でもなく、この時代ならこういう人がいただろうというリアル感。あ、そうそう。この映画観るのは初めてではありませんが、新発見がありました。金田一さんが調査先の宿屋の女将で山岡久乃さんが出てます。どこにもそういうエピソードは書かれているのを見たことはないのですが、このシーンの山岡さん、たぶん両ほおに含み綿をしてると思います。しゅっとしたお顔立ちなので、ちょっとおっとりした役を演じるために顔の輪郭をぽっちゃりめにしたのだと思います。同録だと思われるセリフがややくぐもって聞こえるのと、いつも見るお顔と少し印象が違ったので気付きました。…ネットを検索すると「山岡久乃/含み綿/悪魔の手鞠唄」で何件かヒットします。やっぱり気付いたヒトいるんだなぁ。他にも高橋洋子さん、大滝秀治さん、岡本信人さん、常田富士男さん、村の若者で大和田獏さん、“ライオン丸潮哲也さん、ニッポンの正しいおばあちゃん原ひさ子さん。それぞれいろいろと書きたいことがあるのですが、また別の機会に。

 いや〜面白かったです。特にこの映画はラストシーンが大好きなんです。総社駅での磯川警部と金田一さんの別れのシーンです。

 映画を見終わって、少しコーヒーなどを飲んでから、布団へ戻りました。そしてお昼まで仮眠。お昼ご飯は、焼き飯に目玉焼きを載せ、ブロッコリーと豚汁。

 食後はまた二時間ぐらい仮眠しました。一旦起きてポテトチップスを食べ、また布団でごろん。

 晩ご飯はデカゆでソーセージ、刻みキャベツ、ブロッコリー、昨日からの引き続きではなく新たに作ってくれた豚汁でした。おいしかった〜。本当に大満足。

 食後はシャワーへ行き、もう一本映画でも観ようと思ったのですが、クープの布団へ行きましょうという強烈なアピールで布団へ。読書をしました。『本陣殺人事件』を最後まで一気に読みました。メインの謎などは覚えていたのですが、その次に大きな出来事とか、かなり忘れていたことがあって新鮮に楽しみました。