うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

年賀状宛名印刷残酷物語

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▼年末年始休暇の第1日目。今日は予定通り年賀状のデザインをしましょう。
 朝9時ごろ起床しました。トーストを食べて早速掛かります。当初の予定とはだいぶ違うできあがりとはなりましたが、なんとかデザインを仕上げることができました。2022年のテーマは「わかりやすく」。特段ひねったようなネタにはしませんでした。

 さて、自分の絵柄面の印刷をする前に、ヒヨコに頼まれた宛名印刷を片付けましょうっと。ところが、これが本日の悪夢の序章に過ぎなかったのです。

 去年一昨年と郵便局のホームページでダウンロードできる宛名印刷ソフトを使っていました。これがけっこう使いやすかったのです。住所録管理もできて宛名印刷もできるのです。
 だいたいMac用の宛名印刷ソフトはフリーソフトはほぼ壊滅状態。有料ソフトも選択肢は少なく、それに最新版のMacOSから数版のみの対応でMacOS10.一桁代には対応していません。僕のは10.9.5(Mavericks)なのでダメ。だから郵便局のはとてもありがたかったのです。やっぱり郵便局も年賀挨拶が電子メディアに食われているから、そりゃ年賀ハガキを出してもらいたいからソフトも提供してくれるよな。だから僕も頑張って年賀ハガキを出すよ!と思っていました。ところが、2022年用はソフトの提供はしないとアナウンスが出ています。そしてWEB版を使えと。
 そうか。まあ、ブラウザで動作するのならMacWindowsだと別々に用意する必要もないし流れとしてはそういう風に統合されていくのはわからなくもないよな。なるほど、去年までのデータはCSVにしてWEB版に読み込ませればいいのか。なになに? WEB版では住所録の管理ができないと? 個人データをサーバに持っておくのはリスクが高いからだな。それはしょうがないか。だったらExcelでデータを持っておいて都度読み込ませればいいよな。
 ところがここで問題が一つありました。去年までのソフト版と今度のWEB版ではCSVのセルの項目名が違うし順番が違うし、数も違う。それに郵便番号のハイフンをなしにしろとか名前のフリガナがカタカナからひらがなになっていたり。あと政令指定都市でも都道府県名を入れろというのです。普通「大阪府大阪市中央区」とか「神奈川県横浜市」とか書きます? 大阪市は府なんか省きます。横浜だってわざわざ県を付けませんよ。でも読み込ませるといちいち何行目がエラーとか指摘してくるわけです。まあ、面倒ですがそういうのをきちんと直しました。順番はなんとかコピペで直して、数も合わせて、検索置換でハイフンを除去したり、フリガナをひらがなにするにはExcelの計算式で変換させてから値をコピーして文字として定着させて計算式で変換した列を消してとか面倒なことを全部やってなんとかデータを仕上げたんです。そして読み込ませると、何行目がエラーというのは回避できましたが、
「不明な文字が含まれているため読み込めませんでした」
 その不明な文字って何よ??? 結局このデータ整形で四、五時間掛かって結局できなかったのです。がっくりきました。マウス握ってチッカチッカと。もう肩なんかパンパンに張ってます。なのにできなかったのです。信じられません。そんなに郵便局は年賀ハガキを出して欲しくないのか? もう辞めよか?
 それでもハガキは買ってしまったので今年はなんとかやってしまわねばなりませんね。さっきも書いたとおり、他の宛名印刷ソフトはフリーは壊滅状態。有料もMacOSのバージョンが対応していません。それによしんばバージョンが対応してても買い切りソフトではないのです。最初に六、七千円払い、以降毎年数千円が必要とのことで、業務でもないのに、それも年に1回のことでそんなにお金を掛けられません。
 なんだよ、年賀状というものがもうやっぱりこりゃ絶滅する坂道を急転直下しているのか(ちょっと日本語が変)と絶望しました。

 もうあきらめておやつ食べたりお風呂に行ったりして、やけくそ状態。こんなことなら全部手書きで宛名書いた方が早かったんじゃないか。朝からやってたらもう終わっているころかも。でも宛名を印刷しているのは、自分のへろへろ文字では郵便配達の人が苦労するだろうし、へろへろ文字の上に誤字脱字があれば失礼だと思って宛名だけは印刷にしていたのですけどね…。印刷。ん? さらにしつこくググっていて、EPSONのなんとかというのを見つけました。そう言えばうちのプリンタはEPSONだな。はい。
 EPSONのPHOTO+というプリンタ付属のソフト。これは写真をプリントするためのソフトのようですが、これに簡易な宛名印刷の機能が付いていたのです。フォントの変更などというような気の利いたことはできません。データも百件までです。なんとか百件には収まります。こんな簡易なものでもないよりはまし。結局はこのソフトを使うことになりました。ただし、CSVでデータが取り込めません。え??? つまり、Excelのデータを1つのセルずつコピーしていくしかないのです。ひぃ〜! やりましたさ。一つひとつコピペを。肩パンパンに腫れてるのに。フェイタス貼って、アンメルシン塗って。痛みをこらえて、歯を食いしばってやり遂げました。
 長かった。本日の闘いは長すぎた。オレの一日を返してくれ。

 しかし、これで宛名印刷はできましたが、ヒヨコの分は昨日絵柄面を印刷したのでこれであとは添え書きを書いて終了です。僕のは宛名も絵柄面もこれから印刷ですよ。ひぃ〜ひぃ〜!

 そして、ヒヨコの3倍以上の枚数の添え書きも書き終わったのは、日付が替わって丑三つ時。魑魅魍魎の跋扈する時間となってしまいました。