うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

エンドレススリー

 
 
 
 
 
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▼家を出てほんの少しの間、外国人とっては雑音でしかないといわれている蝉のジャカジャカした鳴き声にも朝の風情を慈しむ日本人としての嗜みや、自宅から地獄坂を下っていく最寄駅へ動線上に咲いている花にそっと視線を向ける余裕すらあるのだ数分間は、だがそれもやがては絶望的に強大で粘着シートがしっかりしているGホイホイの8月下旬の懲りない暑さのせいで、クリストの包む藝術のように身動きができないほど囚われてしまう。これは四方を海に囲まれ海によって守られた美しい国日本に居住する我々にとってはどうしても逃亡できない閉じたドーム状のバリアようなものだ。これこそどこぞの黄色いリボンの人の話を聞かない女子高生がイライラの果てに生み出した信じられない状況…、とか考えることすら許されないほど脳や脊髄をはじめとする神経細胞の全てがどろどろ本格ではなく安易な簡易舗装をしてしまった道路の端っこのアスファルト状に溶けつつ、なんとか職場までたどり着いた本日。なんだかここまでのシチュエーションに若干のデジャヴを感じ、ひょっとしてこんな8月の終わりの2週間を15498回もずっと体験してきたのかと思わないでもなかったが、考えてみればたった3日間連続して出勤するということを異常事態だと感じる身体になってしまった自分に驚き嘆き恐怖する日々である。

 今朝も会社に着いてからスポーツドリンク500mlを一気に飲んでしまった。

 すでに少しずつ自分の荷物は箱詰めや梱包を済ませてしまっていたのでお昼前にはちょっと時間を持て余し気味になった。まだ他の人は仕事をしているのでどったんばったんと引っ越し準備をするわけにはいかなかったのだ。

 お昼の弁当はここんとこほんとに毎日間違い探しを出題されているかと思うほどにおんなじメニューの卵焼き、ほうれん草のおひたし、ミニロース豚カツ。これも8月30日の夜に全てがリセットされまた一からやり直して同じ夏を15498回繰り返しているのではないかと疑う要素のひとつになりかねない。

 さて、午後は徐々に他の社員たちも引っ越し準備に取りかかりだしたのでどんどん作業を進める。上司がやや面倒な案件を言ってきたりもしたがなんとかそれもこなした。ひとつかなり危険な任務を僕に課せようとしていた事案があったが、それはやんわりと拒否した。うっかりするとこのご時世、大スキャンダルに発展してまさかの進退問題となる(それも自分だけでなく何人かを巻きこんでの)要素があった限りなく危険な内容だったのでしょうがない。

 そして定時より30分ぐらい前に一足先に職場を出ることにした。帰るわけではない。社用車を引っ越し先へ移動させるためだ。普段自分が乗っているクルマがすっぽり入るのではないかと思われるほどのワンボックスカーを運転していく。オートマだし運転は楽だがやはり何の面白味もないとは思う。

 さすがに今日は自宅最寄り駅から郵便局前の地獄坂を上って自宅へ至る足取りはかなり重かった。家に帰るのが嫌だという足取りの重さではなく、単純に疲労困憊しているということなのだが。

 帰宅後すぐにシャワー。もう水シャワーだ。お湯なんか使わなくても大丈夫。身体は高熱源体だし水道の水もわがマンションでは一旦屋上のタンクに汲み上げてから排水する古いタイプの水道なのでタンクで充分熱せられているためぬるま湯程度には温度が上がっている。だから夏は特に外から歩いて帰ってきた場合は水道水のみで丁度良いシャワーとなるのだ。

 風呂上がりはプッシュー。もちろんビールではなくコーラだけど。そして柿の種とかポップコーンとか高知で買ってきたミレービスケットだとかを確実に摂取していく。ひとここちついた。

 晩ご飯は、白身魚のフライ。冷凍物だがこれはおいしかった。レタスのサラダとエノキタケと卵スープ。

 食後は何かしたかったのだけど、海外のブッシュクラフター動画を見ただけで、それも途中で半分寝落ちしてよく内容がわからないまま布団へGO。その後の記憶はない。ちゃんと明日8月26日になっているのだろうな。たのむよ。

 
 
 
 
 
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