▼なんと東映公式がYouTubeで『プロハンター』を公開してくれていますョ。探偵ものなので松田優作の『探偵物語』と同系統で、BGMなんかも流用があり、ゲスト出演者も被っていたりしますが、軽快感はこちらの方があるかも。藤竜也さんと草刈正雄さんのバディがとてもいいですね。藤さん、『大追跡』の後かな、もうノリノリで演ってます。犬のボギーもかわいいですね。
お昼ご飯はソーセージエッグで食べました。
午後、気になっていた戦車ZOOKのウェザリングの増量を実施しました。特に左がの錆が足りなかったので(笑)
晩ご飯はデカ茹でソーセージ、ゆで卵、刻みキャベツとトマト、ポタージュスープ。おいしかったです。
夜、三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロンの『レッド・サン』を観ました。ストーリーは単純でしたがスターの配役のバランスが絶妙。劇場公開後、テレビ放映の際に観たことはあるんですが、小学生だったかな。新たな気持ちで楽しみました。まあ当時としても三船さん、ブロンソン、ドロンと日米仏3大スターの競演はすごくときめきました。映画に詳しいわけでもなかった小学生ですが、3人ともテレビコマーシャルでよく見かけて、スターだということはわかっていましたからね。西部劇の時代のアメリカへ渡る日本の侍がトラブルに巻きこまれるお話。荒唐無稽かと思いきやそんなでもなかったです。企画は日本から持ち込んだものだったようです。三船さんがいるので侍の描写にウソがなかったです。冒頭にブロンソン、ドロンが率いる強盗団に列車が襲われた際に打たれて死ぬ武士に「腕白でもいい、たくましく育って欲しい。丸大ハム」の田中浩さんが出てました。
Blu-rayの日本語吹き替えで観たのですが、この吹き替え、いつ録ったものでしょうか。チャールズ・ブロンソンは大塚周夫さん、アラン・ドロンは野沢那智さん。三船敏郎さんは僕が小学生の時に見たときも本人があててなくて他の人だったことは覚えていたのですが、これ調べてみるとほんとは本人があてるはずだったのに諸般の事情で実現せず、三船さんからの指名で悪役で有名な川合伸旺さんがあてたとか。Blu-rayでは大塚明夫さんがあてています。周夫・明夫親子の競演です。
やっぱりブロンソンは大塚周夫さんでぴったしですね。ドロンも野沢那智さんで。もうそれぞれ本人の声にしか聞こえないもの(笑)
三船敏郎の大塚明夫さんは、僕らは三船さん本人の声を知ってるからあれですけど、吹き替えとしては良かったです。
お話は大どんでん返しとかはなく、ほんと単純なんでサスペンス性はありませんが、インデアンが絡んできて状況に変化を付けるので飽きずに観ていられました。しかもテンポが良いのでダレるところがありません。それに三船さんもブロンソンも土ボコリまみれでアクションするし、ドロンも含め、みんな本人が馬に乗れるのでそれを観てるだけで、いい感じでした。しかも普通西洋式の乗馬では降りるのは左ですが、三船さんはちゃんと日本式の右で降りてました。
西部劇は腰だめでシングル・アクション・アーミーを連発というのが気持ちいいですしね。
よく洋画に侍が出たらどっかおかしくなるものですが、日本刀の扱いやアクション、着物の着方やカツラもちゃんとしていました。
日仏米3大スター夢の競演だけど変な大作にはせずに最低限の細部の配慮をした上で娯楽作品としてのびのび作られていて、楽しかったです。
Blu-rayは特典映像とか一切なし。当時予告編、スチール写真ぐらいは入ってて欲しかったですが、残ってなかったんでしょうか。そんなのなくても本編だけで十分満足しましたけど。三船さんもブロンソンも居ないんですよね。なんか映画観てるとそんな気がしないんですけど。