うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

DAICON FILM版『帰ってきたウルトラマン』を観る

▼どうも雨が降ったらしく、地面が濡れています。そしてうちのポストも上が真っ平らなのでけっこう水がのってます。これが勝手には乾かんのよ。でもまあ止んでくれたのでよしとしましょう。今日は出勤日です。もちろん戦車ZOOKで出動します。
 通勤読書は『キラレ×キラレ』内容はすっかり忘れているのでとても新鮮な気持ちで楽しんでいます。ほんと10%ぐらいしか記憶に残ってなくて。読みながらドラマとアニメの『すべてがFになる』のサントラを聴いてます。
 今日は職場もとても冷えています。膝掛けを少し使いました。
 昼のお弁当は相も変わらず卵焼き。ほうれん草と鶏の唐揚げ。でもご飯部分は今日はケチャップご飯でした。
 食後、強烈な睡魔が襲ってきました。熾烈な戦いはかなり長く続きました。
 話はポンッと飛んで帰宅してから夜空を見上げると、赤い星が。火星です。ほんとに赤かった。なんで夜空を見上げたかというと南側の掘り込みガレージに入れてる毛布を取りに行ったのです。このガレージに行くにはこのブロックの外周を回って行かねばなりません。最短でもお隣の周りを回って。

 ネットの環境はまだはなはだ悪いのですが、今日はAmazonプライムで公開されているDAICON FILM版『帰ってきたウルトラマン』を観ました。これは庵野秀明監督がアマチュア時代に日本SF大会大阪大会のスタッフたちと作った8mm映画です。8mmと言っても8ミリビデオではなく、8mmフィルムです。今回のAmazonプライムで公開されているのは再度リマスターをやり直したみたいで、過去に限定でDVD発売されたものよりも画面のクロップが修正されていたり、画像もきれいだと思います。8mmなのでピントが甘いとか画質的には仕方ない部分はあるのですが、露光が十分足りているところなどは16mm攝影のデジタル化と同じぐらい美しい映像になっていました。ただ音は8mmのフィルムに塗布された幅の狭い磁性体にトラックダウンされた音そのものなのでセリフが聞き取りにくいとか回転数の不安定さから音楽がうねうねとうねるというのはちょっと残念です。
 作品そのものの感想としては公開当時に観た時と同じ思い、つっこみどころや面白がるところは今回も同じように感じました…が、好き嫌いで言えば大好きな作品です。
 初めて今回のAmazonプライムで観た人はどう感じるのかが興味あります。だいたいアマチュアのいわゆる自主製作8mm映画というものがどういう物か、どのように作られるかを知らないと、昔作られたただのちゃちい低予算ムービーだと感じるだけかもしれないですね。
 庵野調の複雑な設定と難解なセリフが先ほども述べたように音が悪いので果たして聞き取れるのかというのが心配です。ただでさえ聞き取りにくい難解セリフの連続ですから(笑) 設定やストーリーがセリフによって示されることが多いのでそこで面白さの伝達度が減衰してしまうのは残念なところです。まあ庵野調では難解セリフはすべて理解せずにその雰囲気を感じるだけで良いとする鑑賞方法ももちろんありなのですが。だいたいこの作品でもう『シン・ウルトラマン』でやってることの大半をやってしまっていますからねぇ。
 帰マンにモチーフはもらいながらも全体はセブンに寄っているので特にミニチュア特撮部分はかっこよさの極致です。特撮だけ見たら円谷作品を超えているところがありますしね。
 出演者は俳優ではなくスタッフ兼任なのでまあ芝居が云々、キャスティング云々は言わないお約束。まだまだこの作品については語るネタはあるのですがかなり長くなりましたのでまたの機会にしましょう。
 しかし、版権問題などをクリアしてこうやってきれいな映像で一般公開してくれたことに感謝です。