▼今朝は、一旦職場に寄ってからOBPへ打ち合わせに行く。10分ぐらい時間が早かったので、京橋のホームのベンチに座って『有限と微小のパン』を読む。この本は注意が必要。読んでいると凄い牽引力で作品世界に引きずり込まれるから、周りの状況が把握できなくなってしまうのだ。今日は電車の中で今どこで何をしているのかわからなくなり、こちらの世界に戻るのに数秒を要した。僕がホームのベンチに座っていると他に座るところがあるのに、初老の汚らしい親父が僕の横に来て椅子と椅子との間の荷物置きに僕の鞄を置いていたら、
「ちょっとここ置かして」
と言ってくる。他に座るところいくらでもあるのに。気持ち悪いから鞄をどけた。アル中のようで、ワンカップをがぶ飲みしていた。すぐその場を離れる。打ち合わせが終わって、すぐに職場に戻る。
昼ご飯を食べてから、懸案だったPowerBookG4 12in/867MHzのハードディスクを40GBから60GBに換装する。まずシステムのパックアップをCarbon Copy Clonerというソフトで、外付けHDに作る。これはOS Xをそっくり起動できる状態でコピーできるのだ。
PowerBookでも、iBookでもこんなにとことん分解するのは初めてだ。パラシ手順はネットで探した資料と、タイミングよく載っていた『MAC POWER』4月号の記事を手本にする。しかし、ボディの設計はぎりぎりに切りつめてあり、分解はかなり気を遣う。一部ネジを外し忘れてボディを曲げてしまう。
内蔵していたハードディスクは東芝製。そして新しく入れ替えるのも東芝製。最初に入っていた方はAppleマークのシール付き。ディップスイッチなどで設定の切り替えの必要なく、単純に差し替えるのみだった。
元の手順で組み上げる。組み上げてみると左奥と右手前が浮いて起きていたガタつきが直った。ということは問題はゴム足が短いということではなく、単に組み付けのひずみだったということか?
パーテーションを切ってハードディスクをフォーマットした。バックアップからシステムを移す。ついでにPowerBookG4 12in/867MHzでのOS9単独起動のテストをしてみるが、OS9単独だとシステムとして認識しないことがわかった。やっぱりダメみたい。