うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

夜の底は柔らかな幻#2

▼米を仕掛けて、シャワーを浴び、おかずは冷凍食品の唐揚げ。そしてキャベツを山盛り刻んでレタスを敷いてその上に盛る。うまかった。食事の最中は今日もらった久保田早紀のMDを聴く。5/8拍子(映画『マルサの女』のメインテーマがそれ)のような変拍子の曲が一曲あり、驚く。とても、実験的な作品だ。
 内田百間の『冥途』は近代文学を新たにイラストを添えて丁寧な装丁にして出ているシリーズの一冊である。このイラストがとてもよくて買ったのだ。内田百間の小説は初めて読んだような気がするが、なんとノンクライマックス小説のショートショートであった。これはイケてる。八十二年も前に書かれたものとは思えない。上質のイラストと相まってとても興味深い。この本を買った理由はもう一つある。手触りと臭いである。臭いは小学生のころ復刻版が出た色刷りの上製本の『のらくろ』と同じだった。とても懐かしく、とても高級な感じがした。『冥途』の中身も色刷りになっている。いい意味での大人の絵本である。
 『高機能自閉症アスペルガー症候群入門』は最近のADHD関連の続きとして知っておきたい。というか、自閉症スペクトラム(様々なタイプの自閉症)はADHDとは無縁ではないのだ。同時に存在する場合が往々にしてある。だからどちらも知っておく必要があるのだ。入門とはいえ、内容は難しい。