うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

淡路島キャンプその2

▼夜明けは寒かったが、寝袋だと快適。朝食は、パンとコンソメスープ。
 食器洗いを済ませ、岩場で貝をを採集する。これはあとでみそ汁の出汁にするのだ、とヒヨコが息まく。ボクはヒヨコと子供たちをライカで撮影したり、のんびりと水平線が黄色くかすんでいる海を眺めたりしていた。
 ヒヨコの素っ頓狂な声が! タマゴが転落したのだ。全身ずぶ濡れでガタガタ震えながらおびえているタマゴ。なんとか引きずりあげる。本人は、
「指を少し切っているだけで、どこも痛いとこない」
 というが、背中側にかなりの擦り傷あり。どうも岩の上から後ろ一回転して足からダイブしたという。薬を買い出しに行く。子供の日なので、ポケモンティッシュなどおまけをもらう。
 明日、タマゴは学校があるので早めに帰る。途中 山の上に小さいがしっかりとした城が建っていたので、ヒヨコが寄りたいという。〔淡路城〕、大人八〇〇円×二、子供四〇〇円×二+駐車場四〇〇円。今日は子供の日なので、マグネットの玩具を受付嬢がくれた。淡路はこどもの日をとても大切にしているなぁ。しかし、この城、全くの現代建築の城。城の内部はナショナル住宅のマークがあちこちにあった。個人の金持ちが造園に力を入れて敷地の一部に城型の建物を建て、そこに金にものをいわせて集めた戦国から明治にかけての甲冑のコレクションを展示していたのだ。
 他にも洋画の展示館や巨大硯石の展示などあったが、どれも骨董品のコレクションを見せられているだけで、歴史的にここに元々城があったとかそれを復元したとかと言うことは全くないのだった。とんだチンプルゾーンであった。敷地の一部に厳重に囲われた部分があって、そこが住居の区画のようだった。その建物は西洋のお城のデフォルメモデルのようなとてもマンガチックな建物に、中国的な亀の庭石が置いてあるというチンプルさであった。
 なんとなくとほほな気分で、おなかがすいてきたので、ほか弁で唐揚げ弁当を買う。これがまためちゃうまであった。そして夕暮れが近づいてきたが、灯台があったので寄ってみる。〔江崎灯台〕ここは普通灯台としてイメージされる、高い塔になった建物ではない。灯台の光る部分を切り取って山の上にドンっと乗せたという感じ。場所自体が高いのだ。震災の際に断層が走り、ずれた石段がずれたまま震災のモニュメントの一つとして保存されているのも見逃してはいけない。