▼マツコ、パソコンスクールから出て来るシーン15はパソコンスクール内での予備撮影したカットを挿入してここもふくらませた。順番としてはシーン15＋αをまとめてシーン14の前に移動した。でないと電話を切ってすぐにビジオが会社を出てしまう印象になる。時間経過を表現するためには、入れ替える方が自然につながるからだ。
そして、ラストの屋上のラブラブなシーン16。夕景を作るために、8mmフィルムカメラのタングステンフィルムで屋外撮影をするときに使うフィルタ（W10）をデジカムにビニールテープだ貼り付けて撮ったシーンだ。逆光のフレアが少し入って、色も夕景に見える。初夏の夕方という感じ。そしてラストは見る側も笑顔になって終わる。編集をしていても、このシーンは自然と僕も笑顔になってしまうな。
さて画面はつなぎ終わった。今度は全部に字幕を入れていく作業だ。そして最後に音楽を入れる。これは試写用。最終的にセリフもアフレコするつもりだったが、多分そんな暇はないだろうから、完成品としてもセリフは字幕のままとしよう。もしまたこのスタッフたちと集まって何かをするなら、この続きを撮影する方を優先したい。
第3話の音楽は、ドラマ『ウソコイ』の主題歌、王菲（フェイ・ウォン）の［♪セパレイト・ウェイズ］のカラオケにした。歌を入れてしまうと歌に引っ張られてしまいすぎるかと思う。そしてついでに第2話も音楽を差し替えた。前は『イグアナの娘』のBGMから1曲付けていたのだが、素敵な曲だがおとなしすぎてテンポが出ないとの声があったので、クランベリーズの［♪ドリームス］にした。これも王菲の［♪夢中人］にしようかとも思ったが、僕はその方が個人的にはしっくり来るが、一般の人だと廣東語の歌詞が目立って耳に付いてしまうだろう。それは嫌だったので、英語のさらりとした方を選んだのだ。ちなみにこの曲は映画『ミッション・インポッシブル』のサントラに入っている。映画の中ではラストのカフェテラスのようなところでかかるだけだ。
これで一応第1話〜第3話まで全て編集が完了した。あとは冒頭に書いたように、メイキングだなぁ。
昼下がりに、一度買い物に行った。そのときカップヌードルを買い、晩ご飯は面倒なのでそれで済ませる。なんだかヒヨコも今日は疲れているようだったからだ。
