うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

三人で大阪散歩#1

▼朝、夢を見た。僕は何者かに追われている。追いつめられてたどり着いたところは、僕が中学時代から結婚直前まで住んだ団地の五階の部屋。そこはもう別の人が住んでいるのだが、僕は昔の鍵を大事に持っていてペンダント代わりに首から下げている(ということに夢でなっている)。僕はその鍵でその部屋に勝手に上がり込む。ちょうど留守だった。ベランダに出て、僕は外を見る。下を眺めて、ここからロープがあれば脱出できるだろうか、などと考える。脱出するなら、わざわざ五階まで上がることはないと思うのだが…。
 そしてまた玄関から出ていくのだ。下に降りて、団地の境界のフェンスの一部開いている穴から外へ。そこで一匹の猫に出会う。ムーちゃんだ。それはさっきの部屋に住んでいた時に買っていた猫で、僕が結婚してから残った母が面倒を見ていた年老いた猫だ。母は足が少し悪いので数百メートル離れた棟に引っ越した。当然ムーちゃんも連れていったが、何カ月かしてムーちゃんは家に帰ってこなくなった。それっきり姿を見ていない。そのムーちゃんがそこにいたのだ。やっぱり数百メートルとは言え、前のなわばりが恋しかったのか、そう思った…、というところで目が覚めた。
 実際、そのムーちゃんは行方不明のままだが、もう生きてはいまい。歯が抜けるほど年老いていたから、どこかへ遊びに出て事故にあったか、ケンカに負けるかして、どこかで死んでしまったのだろうと思う。か細い声の猫だった。僕はその声をいつもいちばんに聞き取って、外から帰ってきたムーちゃんのために団地の部屋のドアを開けてやるのだ。ムーちゃんは母と僕にしか慣れていなくて、階段を他の人が通ったらすぐに逃げてしまう。だからいつもそのか細い声を聞き逃さないようにしていたのだ。でも、どうしてその猫が夢に出てきたのだろうか。
 さて…。朝御飯はトースト。先に子供たちの分を作ってやる。そして食後に子供たちはだらだらしていたが、各自の机回りがあまりにも乱雑になっているので片づけさせる。
 そして僕と子供たち二人の合計三人で昼頃から散歩に出かける。今日は電車を使ってちょっと遠出だ。枚方公園駅前でまずフィルムを出しておく。二本。
 京阪・天満橋駅で降りる。松坂屋の中の[ジュンク堂書店]へ。