うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

数奇にして模型

▼今日は朝から子供会の廃品回収の日で、ヒヨコとタマゴが出かけるのでつきあいで起きる。物入れから古新聞を出して紙袋に詰めて用意しタマゴに下まで持っていってもらう。
 天気は良くなったり激しく曇ったりとめまぐるしい。風が強くて、窓の外を見ると嫌になる。風さえなければお日様が照るときもあるので、散歩にでも出かけるのだがこれではだめだ。風邪で寝込んで以来、僕は弱っている。だから今日もまだ僕はぐったりしているので、その後、また布団にもぐり込んで眠る。
 昼ご飯は肉じゃがの残りを利用した牛丼である。これは具だくさんで美味しかった。子供たちはそれぞれに出かけていった。
 午後はヒヨコと二人で家の中でのんびりする。ヒヨコも風邪と鼻炎が混ざったような状態で体調が悪い。二人ともヨレヨレだ。暖かい飲み物を飲んで少しお菓子を食べて和む。テレビで先日放送された、「横山ホットブラザーズ」(音曲兄弟漫才トリオ:長男アキラ、次男マコト、三男セツオ)の結成五〇周年記念1時間半スペシャル番組の録画を見る。これは面白かった。うどん屋かしまし娘の正司照江、花江と五人でおしゃべりしているのが一番面白かった。花江さんがホットブラザーズに一時在籍したというのも知らなかったなぁ。一時間半では短すぎた。あと二時間ぐらいは見たかった。
 箒とハタキのバイオリンとか(昔はこれ以外にもいろいろ仕掛け楽器がいっぱいあった)、いつもと違って小さいノコギリや巨大なノコギリの演奏も面白かった。親父さんの横山東六のこともちょっと出てきた。僕らぐらいが東六さんが生きている時に見ている最後の世代だろう。
 その後、また布団にもぐり込む。でも昼寝はしないで読書。『封印サイトは詩的私的手記』。そして少しだけ眠って暗くなってからは、『数奇にして模型』。今日はこの『数奇にして模型』を読み終わった。なんとラストの展開は意外な方向に向かった。それも一ひねりも二ひねりもあり、面白かった。これは描き方を失敗すれば全くつまらない作品になる素材で、やはりこの人はトリックの面白さもさることながら、描き方が実に上手いのだということがよくわかった。いつも違う方向からの仕掛けと、その仕掛けを生かす描写。これだから飽きずに読めるのだなぁ。書きたいことはいろいろあるがネタばれになるので以下自粛。