うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

二冊の写真集

▼今日は少し早く帰宅することができた。出張先から直接帰宅できたからだ。ヨメ(うずらヒヨコ)から電話が入り、天満橋HMVに寄りたいという。そこで、ついでにその向かいのジュンク堂書店にも寄ってもらうことにした。
 本日はどうも無性に写真が見たくてしようがないのだ。そこであまり高くなくて面白そうなスナップがたくさん載っている写真集を買ってきて欲しいと。
 ボクは家の中を片付ける。洗濯物をたたみ、また次の洗濯機を回し、風呂掃除と炊飯のしたく。軽く部屋を掃除機がけ。だいたい終わった頃にヒヨコが帰宅した。
 ちゃんと写真集を買ってきてくれた。それも面白そうな、ボクが好きそうなものを的確に選択している。
 ・『よい匂いの街角』八木実枝子/深夜叢書者2800円+税
 ・『大阪・路上的旅人』川谷清一/葉文館出版1800円+税
 『よい匂いの街角』はタイトルからピンと来る人もいるかも知れない。この写真集のきっかけになったのは、
池波正太郎の江戸を歩いてみよう)
 ということであったと。そしてそこここに見るやさしいスナップを撮っているのだ。この写真集に写っているオヤジたちのかっこいいこと。オバさんたちの元気なこと。ただのノスタルジックな写真集ではない、現在の東京の姿を丁寧に見せてくれる。
 『大阪・路上的旅人』は関西の路上観察を中心とした写真集である。カラーもあって、楽しい。ボクも路上観察は好きなので好みの範囲が重なる。トマソンや看板写真もローカルねたをきちんと押さえ、そしてだけでなく、それ以外の写真もちゃんと見せてくれるのがうれしい。ただこの写真集は装丁や本文レイアウトなどでかなり損をしていると思う。歯に絹を着せずに言うなら、デザインが下世話なのだ。同じ印刷同じ紙を使ってももっと上品にカッコ良くしあげることはできるはずである。そしてそうすることによってより中の写真の楽しさが浮き出るはずだ。しかし写真は楽しかった。