うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

さらば鴻池新田とテルミンと迷子の少年#3

▼僕はどうも夜店というと、香港の廟街や通菜街の、ぴーぴー鳴る電子玩具とかニセモノ時計とかTシャツなど縦の空間を思い切り利用した出店を期待してしまう。サングラス屋もVCD屋も必要だ。だが日本の夜店はそういった僕の心を刺激してくれるものがないのが残念。
 子供はかき氷を食べたりくじ引きをしたりと楽しむ。僕はもう人混みで非常に疲労。でも、これは楽しい疲労だ。下の娘カラザが金魚の代わりに漫画キャラクターの指人形を浮かべた“キャラクターすくい”をして、これが意外に上手くて驚く。一人で五、六個すくっていた。
 帰り、バスを待っていると、JR高槻駅前のロータリーの何本かある階段で泣き声がしていた。それがずっと続くので気になった。どうも子供が泣いているのだ。多分、祭に来て迷子になったのだろう。声をかけてやるが、パニックになっており返事もできない状態。名前も言えないのだ。僕がつきそってそばにいてやり、ヒヨコにおまわりさんを探してもらう。しばらくしておまわりさんが来た。親からも届けが出ていたらしく、ヒヨコが交番に行って話すと、「待ってました!」という感じだったという。この件で、バスに乗り遅れてしまったが、よかったよかった。
 阪急高槻市まで移動しそこでバスを待つことに。子供たちは口々に「今日は楽しかった」という。くたくたになったが、これで救われたな。