うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

鶴見緑地へ#2

▼花博に来ていないのでそのころどんなに華やかだったかは知るよしもない。またなにか残存物があったとしても僕のノスタルジーセンサは全く反応しない。
 まず最初は[いきいき地球館]という環境をテーマにした展示館。受付にきれいなおねえさんが数人座っているのだが展示自体は地味だった。なんとかシップという椅子揺れ上映システムがあるようだが、ちょうど上映中で、次の予定も出ていなかったので、今回は見送り、次へ。
 [咲くやこの花館]は、なんだただの温室で植物がちょちょっと集めてあるだけの退屈なところ…だと思ったら大間違いだった。ずっと順路にそって一通り回るだけでもかなり見るものがある。入ったところのスイレンの仲間“パメラ”は先日見た曼陀羅の画の中にも出てきたようなハッキリしたかっこいい蓮の花だ。写真も撮っておく。最初常温からだんだん暑い地域の植物に向かい、気分もだるだるになってくる。あ、そうそう、ヒヨコが絶対見たがっていた“キソウテンガイ”という超珍しい砂漠の植物もあった。なにせ一つの茎というのか地面から出た株というのか、とにかくほとんど茎はないのだが、出ている葉っぱは2枚だけ。それが砂地に右と左に分かれて地面を這っているのである。
 しかし、もうあづぐであづぐでたまらなくなってきたころ目の前に扉が出現。ここで終わりか。外に出よう!と思ったら違った。ここから高原の植物になるのだ。しかし、一挙にさわやかな温度。そしてまたきれいなおねえさんが立っている。このおねえさんたち、ななめたすきがけに小さなかわいい系ポシェットをしているのが、全体のシックな制服とミスマッチで、そこだけ保育園児のななめたすきがけタオルハンカチみたいで変だけど素敵。さてさわやかな気分になってさわやかに花をめで、歩いていくと自然と2階に上がっている。そこから特別展示の押し花。いやはや、様々な花を押し押しして作品を作っている。もう絵画の域に達しているものも多数。眺めているとどこからか、麗しき乙女の声で「焼きバナナの試食を行っておりますので、よろしかったらどうぞ〜!」と。お腹がグゥ〜っとさっきからなりっぱなしなので、気持ちが焦る。