うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

高野山へ#3

▼しかし、これ最初に殿さんがスケベ心を出して若い女を自分の屋敷に入れなければ起きなかった不幸だよなぁ。それに嫌気が差して自分だけ責任放棄しているところもずるい。
 気の毒なのは幸せに暮らしいてた奥方。殿さんが余計なことしなければ、人といがみ合うこともなく、一生をつつがなく暮らし終えたかもしれないのだ。話の中では完全に悪者扱いで、最後は気がふれて死んでしまう。お家は没落、家来たちは路頭に迷う。
 側女として連れてこられた姫も結局は旅先で病死だから不幸だな。落ちぶれて山の家で家来の世話になっているよりは名のある殿さんについていった方がよいと思ったというのはやっぱり浅はかな女だったと言えなくもないな。
 そして息子は何の楽しみもなく一生を仏門で終えた。いくらリーダとして力があった名君でも、所詮下半身はただの人だということだな。…という見方もできるわけで、しかしまあ、感動的なエピソードだとして味わうもよし、裏を読むのもよし。どっちでも楽しめばいいと思うけど。
 帰りもくねくねと山道を楽しくドライブ。楽しいが帰ったらどっと疲労した。3時過ぎに実家に戻ったが、ぐ〜ぐ〜と昼寝してしまった。
 起きて、その『石堂丸』の漫画を読む。
 晩ご飯は、天ぷら。揚げたてを天つゆでさくさく食べる。おいし〜い。
 今日は早く眠った。