▼朝、五時ごろ雨の音で目覚めた。雨でやる気なくして、また寝る。八時半ごろ起床。まだ雨降っているけど、ちょっと小降りになったか。
トイレは昨日の事件の処理は終わっていて、全くその痕跡が残っていなかった。
パンで朝食。今回のキャンプでは雨は想定しておらず雨具はない。雨の撤収はいやだぞ。でも小降りになってきたから大丈夫だろう。また今回はポケットラジオを持ってきていないので、天気予報がどうなのかというのはよくわからない。で、電話で聴く。
一〇時ごろ、なんだかやる気がないけど、重い腰を上げる。なんかまた雨が強く降り出したような気がする。荷造りする段になって大粒の雨になってきた。ヒヨコは主にテントの中の荷物を片づけ、僕は外回りを片づけ、そして積み込みをやったので、僕は全身びしょ濡れになってしまった。気温が低くはないので、濡れても寒くはないけど、髪の毛が濡れて目に水が垂れてくるのは辛かった。これさえなければ、撤収の速度はもっと上がっただろう。最後にテントを畳むときには二人ともずぶ濡れになる。
屋根の上にも荷物を大きなゴミ袋でカバーして積み上げてゴムネットとバンドでくくりつけた。とりあえずトイレに行ってTシャツとズボンを着替える。これで少し落ち着いた。
そして[種崎千松公園]を後にした。しかし、走り出して数分で大変なことが発覚。我がケロケロ号は前にも書いたようにルーフキャリアを取り付けていない。だからバンドとゴムネットで屋根の上に荷物をくくりつけている。それは強度的にも問題はない。高速を走行しても荷崩れはしないのだが、しっかりとくくりつけるためにバンドとゴムネットは室内まで巻き込んで天井でバックルで留めている。またドアで挟み込むことでも固定しているのである。つまりは天井に蜘蛛の巣のようにネットとバンドがあるわけである。これが大変な惨事を招くことになるのだ。
何が起きたのかというと、バンドとネットを伝わって雨水が室内に侵入してきたのである。つまり、雨漏りだ。バンドはナイロンなので雨が染み込む?と思ったけどよく考えるとナイロン繊維を編んであるわけだから、毛細管現象が起きるわけだ。みるみるうちに雨水が浸入し、シートがドボドボになった。それは運転席、助手席、そして後ろの子供たちの席でも。大量に雨水が入りパニックになる室内。