うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

カメラマンが見た戦争と平和

▼今日は子供会の廃品回収の日で、ヒヨコとタマゴは早起きして出かけていった。カラザは起きられず。僕は朝食を食べ、我が家の新聞雑誌を袋詰めした。
 なんやかややっているうちに、出かけるのは予定よりも遅くなってしまった。十一時過ぎにナイキのたすきがけバッグを背負って、やっと家を出る。途中、駅前の郵便局前のポストで写真集を発送する。増刷分も含めて全てはけた。といってもほんとに少量しか作っていないけど。
 京阪電車京橋駅下車。京阪モールの書店で森博嗣著『的を射る言葉』(PHP)、『STAR EGG 星の玉子さま』(文藝春秋)を購入。
 OBPを抜けて大阪城公園をスナップしながら、歩いていく。今日はLeica M6(ラピタ)とレンズはJUPITER-12 35mm F2.8。このレンズ絞りリングがレンズの先端でクリック感もなく、使いにくい…かと思いきや、そうでもない。特にM6で使う場合はファインダに露出計の指標がでるので、それに合うようにリング自体は見ないで回す(ただしライカレンズとは逆方向)ので不自由はないのだ。天気も良くて今日はとてもいい気分。歩いていても楽しい。しかし時間の余裕はあまりない。受付時間の五分前に[ピースおおさか]に到着。ここで今日は「二一世紀の平和を考えるセミナー/第十三回 講演/カメラマンが見た戦争と平和」があり、講師が報道カメラマンの石川文洋さんなのだ。合わせて[ピースおおさか]では「特別展 ベトナムの子どもたちの平和の絵 原画展」が今月の二八日まで開かれており、そこにベトナムの子どもたちの絵画二〇〇点と合わせて石川さんの写真二〇点の展示がある。ベトナムの子どもが描いた戦争の絵はカラフルで素直な絵で感動した。そして石川さんの写真は本で見た写真であり、それを大きなプリントで直に見られるのはとてもうれしい。
 すぐ受付になったので、手続きをして会場へ。最前列のど真ん中の席を取る。
 たくさんの写真をスライドで上映しながらの講演。石川さんの顔は本や雑誌で前から知っているが、よく考えると声を初めて聞いた。激しい現場をくぐり抜けてきた人だけに、声はもっとしゃがれているかと思ったがとてもやさしく上品な声。そしてゆっくりと話をする石川さんの言葉はとても心に染みた。
 講演が終わって、真っ先に石川さんの所へ飛んでいき、著書の『死んだらいけない』(日本経済新聞社)にサインをいただいた。わざわざ別室にある荷物から愛用の筆箱を係の人に持ってきてもらって、筆ペンで僕の名前と「命(ぬち)どぅ宝」と日付名前、そして朱印を押してもらった。これは僕の宝物だ。お礼を言って下がった。他にもサインを待っている人が並んでいたからだ。アンケートの回答を書いて講堂を出た。そしてまだ見ていない展示室を見て回った。
 帰りはまた大阪城公園を歩いて京橋駅まで。後は寄り道はせずに帰宅した。
 帰宅して、昼ご飯を食べていなかったのでトーストを一枚食べる。
 晩ご飯は炒飯と味噌汁。おいしかったぁ。炒飯と味噌汁という組み合わせはちょっと「和」「中」折衷だけど、子どものころ、家から一番近い市場の前のレストランに連れて行ってもらったときに、僕が焼き飯を注文するといつも味噌汁が付いてきたので、僕にとってはごく自然でなつかしい組み合わせである。