うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

王菲の大阪演唱會#2

▼唯一、誤算だったのはディスプレイの明かりが予想以上に目立ったことだ。談話室では係員に注意されたからやめたという風に書いたが、それは自分のアホさ加減を強調して面白がらせるネタとして書いているのだ。実はそろそろやめようと思っていたタイミングでもあったし、気がつかなかっただけで係員から指摘されてその意味に納得したからやめたのである。それにもちろん全編中継しようと思っていたわけではない。そんなことしていたらコンサートをじっくり楽しむことができなくなってしまう。それぐらいは僕でも承知している。
 ただコンサートを楽しむというのもいろいろなスタイルがある。それはアーティストや主催者に規制される物ではないと思う。立って聴こうが座って聴こうが、お金を払って見に来ている客の勝手である。
 歌が聞こえないからうるさくするな、とかいう話ならわかる。椅子の上に立つと後ろの人が見えないからやめろとかいう話も当然だと思う。
 録音するな、写真を撮るな、というのもそれを悪用するやつがいるからダメだということになるのもわかる。横断幕は観ることそのものの邪魔になることもあるので禁止はわかる。
 でも、なぜ蛍光棒がいけないのか。サーチライトで照らすと言っているのではないのだ。コンサートに蛍光棒は付き物ではないか。ファンが応援していることをアーティストに伝える手段のひとつなのに。そんなものぐらいで台無しになる演出だったのか? とまあ、そんなこともふと考えてしまった。でも演唱會自体はとてもたのしいものだった。
 MCは少なく歌中心で展開するのは前の武道館のときと同じだ。ただし、大阪を意識してか王菲の衣装は“志村けん”を彷彿とさせるものが混じっていたことだけは記憶にとどめたい。また数少ない日本語のMCの中で、
「まいど!」
「おおきに」
 が入っていたことは見逃せない。曲目の構成は新旧取り混ぜて僕の好きな歌ばかりだった。ただし英語1曲と日本語1曲以外はすべて北京語だった(と思う)のはちょっと残念。前回の武道館でもそうだったが、特に日本で人気の高い〔夢中人〕は廣東語で歌ってほしかった。
 とはいえ、生歌でも歌のうまさはピカイチでとても満足のできるものだった。終了後直ちに帰路につく。電車の中で覚えているだけのことを簡単に「うずまき網上談話室」に書いておく。