うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

太郎と東京#2

▼あんときはまだ太郎さんは生きていたなぁ。こんなところで太郎蝋人形と再会できるとは。リビングから見える庭も素敵。ここには彫刻というのか立体物の作品が展示してある。展示というか多分太郎さんが生きているときからこうだったのだろう。実に興味深かった。帰りに感想のメッセージを書き、文庫本の著作『今日の芸術』とポストカード一枚を購入。
 さて、表参道を下ってみた。<B><A HREF=http://www.rs.kagu.sut.ac.jp/~olab/dojun-kwai/>同潤会</A></B>青山アパートを見たかったのだ。同潤会アパートの歴史までは知らないが、とても古いアパートである。そしてたくさんの写真家がそれを撮っている。そう古いそして生活の臭いのする建物がすこぶる好きな僕はそれを無性に見たくなったのだ。
 表参道は日本ではめずらしく並木の茂った歩きやすい道だ。ちょっと外国みたい。下っていくと果たしてアパートが見えてきた。通りに面した一階は若者向けの店が入っていたりするので、複雑な気持ちになる。ほんとはそういう物が全くなくて人が住んでいるだけ、もしくは廃墟であってほしいのだが、そういう建物が面白いと思うからこそそこに店を出しているのだろうから、面白いと思う気持ちは僕も同じなので、彼らを完全に拒否できないでいるから複雑なのだ。とにかく夢中で写真を撮る。今日は<B><A HREF=http://homepage2.nifty.com/uzuraman/omosiro/pen/pen04.jpg>オリンパスペン(初代)</A></B>を持ってきた。なんだか一週間ほど前からこの初代ペンを東京に持っていきたいという気持ちになっていたのだ。撮っていると、巻き上げができなくなった。前にも京都へこの初代ペンを持っていって巻き上げの調子が悪くなったことがあり、冷や汗タラリ。今日は予備のカメラは何も持ってきていないぞ。しかし、大丈夫。フィルムがなくなっていただけ。夢中になって撮っていて終わりに気づいていなかったのだ。フィルムを交換してまた撮る。表は店などがあるので、撮っていてもいいが、後ろの棟は普通に暮らしいてる人もいるのでちょっと遠慮気味に遠くから撮る。古いアパートだけに間取りは狭そうだ。でもこんなアパートで暮らせるなら東京に住んでもいいなと思った。
 その後新橋までいく。カメラやでも覗こうかと思ったが、下調べ不足と暑さに負けて断念。烏森口で椎名誠を思い出す。