うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

フォトグラムとアメリ

▼朝起きてから、食事の前に、掃除機を出してきて家中を掃除する。
 そして、ムービーのDVDに入れる特典映像の写真集の写真を選んでいた。撮った写真は打ち上げの時の物が多く、撮影現場のは少ない。打ち上げの物はただの酒飲み姿が写っているだけなので、あまり冴えない。だから半分はムービーの場面、NGや本編未使用カットからの「フォトグラム」を選ぶ。フォトグラムというのは本来は映画のフィルムから写真を焼いたものをいう。今回のムービーはデジカムのビデオ撮影なので「デジ・フォトグラム」になるのかもしれない。そのままコマの写真を写真としてみると動きがない分背景のごちゃごちゃした感じが鬱陶しく思うものが結構あり、全てPhotoshopで人物を切り抜きして背景をぼかす。この作業はけっこうかかる。そして、写真集用の写真として百枚強を用意して、それを約半分に厳選した。
 昼過ぎに、タマゴの親友・Mちゃんが遊びに来た。。
 ヒヨコとカラザと三人で光善寺のスーパー[ナカガワ]にたこ焼きの材料その他を買いに行く。作りながら食べるメニューが良いだろうということでたこ焼きをすることをヒヨコが思いついたわけだ。Mちゃんもけっこう喜んでいた。それぞれに担当の係を決めてどんどん焼いてどんどん食べる。最後はスープを作って明石焼き風にして、食べたりもする。
 たこ焼きをたらふく食べたので晩ご飯はやめておく。
 ヒヨコが借りてきたDVDでフランス映画『アメリ』を家族四人で観る。
 途中で沢ガニが脱走。綿ぼこりまみれでテレビのところまで出てきた。映画を中断しカニを捕獲。ちょっと休憩。やっぱりお腹がすいてきたので、僕とタマゴは卵かけご飯を、ヒヨコとカラザはたこ焼きの残りをつまむ。そしてまた『アメリ』続き。
 この映画、出だしは伊丹十三的。そして全体の印象は王家衛(ウォン・カーワイ)である。主人公のアメリは『恋する惑星重慶森林』の王菲フェイ・ウォン)を彷彿とさせる。キーポイントは突然の早回し、突然のスローモーション、黄色すぎる画面、赤を強調した画面、ゴム手袋…などなど数え上げたらきりがない。単なる真似ではなく、ちゃんと消化している。そして上質のエンタテインメントに仕上げてある。大林宣彦的でもあるな。つまり映画文法のちょっとした破壊行為が挟まっていたりするのだ。『地下鉄のザジ』が好きな人にもあう映画だと思う。