▼さて、家に帰って昼食はスパゲティ。そして食後にカメラの組立の続きである。
今回の分解で、大きさ1mm程度の小さい部品がコロコロっとこぼれた。どこから落ちたのかわらない。こんな部品はなくても何とかなるだろうと、一応は組み付けてみたが、シャッターチャージの際に、巻きあげが止まらず、ずっとグルグル回るようになってしまう。
困った困ったと思いながら、何度も巻き上げ動作やシャッターを切る動作をそれぞれさせてみて、観察。機械式のカメラは精密な設計でも、ようは歯車、カム、バネの動きでできているので、じっと動きを見ていれば、どの部品がどんな役目かはなんとかわかる。そして、どの動きが次の動きにつながっているかわかるのである。シャッターブロックから出ているピンが巻き上げの下に付いているアームを押しているのを見つけた。このアームがほんの0.5mmほど押される距離が足りないため、ストッパーが掛からないのではないか。
でこの仁丹の粒より小さい円筒形の部品が、シャッターブロックから出ているピンの頭にかぶせるものではないか?と思い、また少しバラしてかぶせてみた。超小さいローラーのような役目で、接触している部品同士がスムーズに当たりあうようにしているものなのだ。
これをかぶせると、ちゃんとシャッターチャージして巻き上げノブが止まるようになった。ふぅ〜。あとまた無限遠を合わせて組み上げた。
このPEN Sは素人へなちょこペイントでブラックにし、手間もかけたので絶対に動かしたかった。<A HREF=http://kochi-med.net/moto/camera/>[素人寫眞機修理工房]</A>のたかさきさんのアドバイスのおかげでようやく使えるようになった。感謝感謝。
そして、このPEN S Blackはシャッター関係だけで3度、塗装の時も合わせると十回ぐらい分解したので、分解に関しては怖さはなくなって慣れてしまった。
夕方、ヒヨコとカーテンやそのほか買い物に出かける。僕は無印でニッケル水素電池の単四と充電器を購入。Che-ez! SPYZに使うのだ。このミニミニデジカメは電源をオフにしていても電池を微量食うので知らない間になくなっていることがある。だから経済性を考えて充電池を導入することにしたのだ。
晩御飯は鍋。今日も満腹なり。