うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

キノコ頭で#2

▼しかし、香里園駅で急行待ちをするときに、他にいくらでもイスが空いているにもかかわらず、酒臭いおっさんが僕の横にわざわざ座りに来たので、気分が悪くなる。
 そのときふと気づいたが、しまった、弁当箱を会社に忘れてきた。う〜む。もう取りに帰るのは面倒だ。
 家に帰ると食堂のテーブルの上に鍋がひとつ。カラザが、
「ごめんな、おとうさん。今日のばんごはんは、これしかないねん。おかゆ
 コレしかないの言葉通り、ホントにおかずもなければ漬けもんもない。お粥だけであった。肉と卵と野菜が入っていて、中華仕立てでおいしいのだけど、ちと寂しい。冷蔵庫から僕専用の桃屋の搾菜を出してくる。
 ここ数カ月階下より夜中にもすごい音が響いてきていた。まるでボーリングの球を床に落とすような、ゴンゴゴゴン! という少し弾むような音。スリープさせていたiMacが起動してしまうほどの振動が来る。夜中でもするので、飛び起きてしまったことがある。というわけでマンションの管理会社に調査を依頼しておいたら、管理人と階下の住人が今日謝りに来たという。原因は滑りの良すぎる引き戸であった。軽く開け閉めできるので勢いを付けるとそうなってしまうというのだ。まあ原因がわかって、夜だけ注意してもらえばそれでいいのだけど。
 僕の散髪具合をヒヨコが「キノコ! キノコ!」と笑い「やり直してあげるわ」というが、僕は、
「秋やからええねん!」と突っぱねておく。けしからんやつ。