うずらまん「ぎょぎょ〜む日誌」

おはようからおやすみまでできるだけ楽しくと願う、うずらまんの日記。

地獄の三日間連続出勤

▼本日から地獄の三日間連続出勤である。何事にも諦めは肝心とぞいう。
 蝉がこれでもかこれでもかと言うほど鳴いている。家を出て数分はその雑音にも耳を傾け、ガイジンさんにはノイズなのだろうが日本男児として
虫の音を愛でるという心意気や、家から駅までのそこここに夏の強烈な日差しにも負けずに咲いている花々にそっと親愛の情を示すような余裕すら見せることができるのだがそれも数分間限定、やがてそれは無限に広がる強大で超弩級な8月下旬の執念深い暑さのせいで、石川五右衛門もまっつぁおな大風呂敷にすっぽりと包まれてしまう。これは現代日本に暮らす我々にとっては決して逃げ出すことのできない宿命のようなものだ。これこそどこぞの誰かがイライラの果てに生み出した…とか考えることすら困難。いまいましい。しかも今日はほんの少しだけ家を出るのが通常の出勤より遅い。近隣出張で家から直行するためだ。自分の職場より出張先が近いからである。遅いと太陽はさらに勢いを増し気温はぐんぐんと上昇しやがるのである。

 出張先で所用を済ませ、徒歩で駅まで歩くのが恐ろしく暑い。昼前のこの時間、人間、歩くものではないね。自殺行為という生やさしい言葉では到底言い表せないぐらいの閻魔様が与えた罰を受け地獄巡りを課せられるちゅうのはきっとこんな風だろうと生々しく体験しているような気分に浸れる状況である。これはそのへんのVR体験よりもすごいかも。

 職場についてスポーツドリンクをがぶ飲みしもう1時間ほどは使い物にならない感じでただ呆然唖然粛然としていた。なんとか動けるようになったのは午後からである。

 お昼のお弁当はこれ毎度自分で作っているのだが、作っているといっても卵焼きを焼いているだけで、あとはご飯を詰めてふりかけ。冷凍食品を2つほど入れるだけのどなたにもできる簡単なお仕事。余暇を使っておこづかい稼ぎしてみませんか的な粗末な内容であるわけだけど、量的にも人前でおしとやか感を演出しているOLのごとき量しか入らない弁当箱なのだけど、まあ僕にはそれで充分なのであった。それでもこんな中身のお弁当なのだけど食べるのはとても楽しみである。

 さて、午後はとにかく自分だけで進められる、職場の引っ越し準備を着々と進めていく。その間にも他の案件はいくつかこなす。

 帰宅したらすぐシャワーだ。水シャワー。急いでクールダウン。

 晩ご飯は餃子食べ放題。羽を付けようとして今日は失敗した。ヒヨコが作ったとろろ芋のすり下ろしとトマトスープがあったので助かった。おいしかった。

 地獄の三日間連続出勤の第1日目はこうして終了するのであった。身体なまっとるね〜。